技術資料 気体編 8. 式の導き |
気体用 面積流量計の口径選定方法(流量の換算の式の導き)
カタログの流量表は AIR 、操業状態の圧力が1atm=0kPa(G) 、温度20℃
で記載してありますので、お客様でご使用になる流量計の仕様をこのAIRの
仕様に換算して口径を選定していただきます。
技術資料 気体編 3. の 気体の温度・圧力補正の式を用いて、AIR流量計と
これから製作する
お客様仕様の流量計を仮想的に補正することで換算式を導きます。
式 1. |
上の式のQ1がカタログ記載のAIR流量で、Q0がお客様仕様の流量と仮想します。 よってP1、T1、ρ1(密度ロー) のそれぞれが 圧力0kPa(G) 、 温度20℃ 、AIR密度 1.293 kg/m^3(ntp) を上式に代入します。 |
整理すると以下になります。 |
さらに整理すると以下になります。 |
さらに整理すると以下になります。 |
Q0がお客様仕様の流量の最大流量値、T0が仕様温度、P0が仕様圧力、ρ0が気体密度(ロー) Q(AIR)が弊社カタログ記載の流量値 式 2. 換算をする場合に式 1. を使っても 式 2. を使っても結果は同じですが式 2. の方が 入力項目が3箇所少なくなりますので、電卓計算の場合はこちらが便利です。 参考掲載のエクセルでの計算式は式1. のまま計算しています。エクセル計算式の計算値2のH24セル に式1.の関数式がみられます。 √(平方根)が算出できる関数電卓をお持ちで無い場合は Windows のスタート→すべてのプログラム→アクセサリ→電卓 より sqrt を用いて計算できます。 |
流体工業株式会社 |